こんにちは。十六日(ジュウロクニチ)の話を残しておきたいと思います。
とても良いご説明を発見。意味合いの修正を入れていますがわかりやすくって良いですよ。

「沖縄にはお正月が3回ある‼️」という話を聞いたことはありませんか。
1:新暦のお正月
2:旧暦のお正月(旧正月)
3:あの世のお正月(グソーヌ正月)
です。今回ご紹介するジュウルクニチー(十六日祭)は、あの世のお正月のことで、旧暦の1月16日に行われます。

ジュールクニチー(十六日祭)は、亡くなった人のグソー(後生)での正月と言われていて、離島(宮古•久米島•八重山など)や沖縄本島の一部はシーミー(清明祭)を行わないので、このジュールクニチーが大きな行事になります。

ミージュールクニチー(新十六日)とは何が違うの・・・?
亡くなって初めて迎える正月十六日をミージュールクニチー(新十六日)と言います。ジュールクニチーまでの過去一年間に亡くなった人のことをミーサー(新仏)といい、そのミーサーがいる家では親戚が集まって霊前もしくは墓前で法事が行われます。亡くなって二年目までは親戚が香典を供え、仏壇を拝みます。

ジュールクニチーはグソーソーグヮチ(あの世の正月)ですが、ミーサーにとってミージュールクニチーは、生きていた時の功罪を正し、三途の川を渡って極楽へ行くか地獄へ行くか、判断を下される日とされています。みんなで生きた亡き人を『グソー グクラク トゥーチ クィミソーリ(後生極楽へ通してください)』と祈って、極楽浄土へ橋渡しさせる日であると伝えられています。
あの世の裁判みたいで、ドキドキしますね。みんなで祈れば、極楽の道へ進んでいることでしょう!やっぱり、生きている間も悪いことはできないですね。人を傷つけないように、人に優しく、真っ当な人生を歩めるように日々気をつけて生きていかなければと思います。

ここポイント‼️違いがあります↓↓
本島の人でも一部の地域しか行っていない行事なので、『ジュールクニチー』と言えばほとんどの人はミージュールクニチーの事を思い浮かべると思います。
ミージュールクニチーで用意する重箱は法事用の詰め方をするので、かまぼこも赤ではなく白かまぼこになり、昆布も結び昆布ではなく返し昆布になります。お餅も、餡子が入っていないただの白いお餅のみです。

沖縄の魂と笑顔で生きるyumuchi しかし、ジュールクニチーは法事ではなくグソーのお正月なので、法事用の重箱でなく、赤かまぼこ・結び昆布・餡子入りお餅の入っている従来の重箱を用意しお供えします。お店に重箱とお餅の注文をする時は、このようにきちんと説明しないと法事用の重箱が渡されるので、注文を任されたお母さん•お嫁さんは責任重大です!!間違うと、親戚みんなに怒られちゃうかも!?これ責任重大‼️

お墓でジュールクニチーのお供え物
・お花
・お茶
・水
・酒
・果物(バナナ•リンゴ•みかん等)
・重箱(奇数の品を用意)
・お餅
・各家庭が用意したお供え物(手料理やお菓子等)
・お線香(沖縄線香:ヒラウコー)

また、ジュールクニチーの拝みは午前中で終わらせないといけないという決まりはホントはありません。沖縄のお墓は門中が多く、ミージュールクニチーを迎える家族が門番となっているので先に開ける意味合いで午前中と言われることが多いです。他の皆様より先に開けてあげればいいと言う事です。
一般的には朝早くスタートし、みんなで拝み、お供えが終わった後それをみんなで頂き終了です。