沖縄には黄金言葉(くがにくとぅば)といわれているものがあります。先人の皆様が大切な言葉として今も語り継がれてきています。今日はその言葉をご紹介。
⁂1.恥(ハジ)ぬ 有(ア)りわどぅ 人間(ニンジン)やる
恥があればこそ人間である。人は恥ずべきことを恥ずかしく思える心があってこそ人間であり、それがない者は人間と呼べないという教え
⁂2.命果報(ヌチガフー)どぅ 孵果報(シディガフー)
命が長らえる幸せこそ生まれた幸せ。命が長く続くことが、この世の中に生まれたあ幸せであり、幸せとは命があって初めてなる事ができるもの。だから命は大事にしなさいという教え
⁂3.言葉(クトゥバ)銭使(ジンジケー)
言葉は銭使い。言葉は使い方によって、人を活かし、人を傷つけたりする。だからお金を使うようによく考え慎重に使いなさいという教え
⁂4.仕事(シグト)仕事(シグトゥ)ぬ どぅ習(ナラ)する
仕事は仕事がこそ習わせる。新しい仕事を始めた時最初の頃は要領がつかめず苦労するが、めげずに取り組み続けると、コツがつかめて上達してくる。仕事の要領は仕事が教えてくれるという教え
⁂5.食果報(クェーブー)や 目(ミー)ぬ 前(メー)から 歩(ア)っちん 分(ワ)からん
食果報は目の前から歩いてもわからない。何の努力もせずに過ごしていると幸運が目の前にある事さえも気づけない。自分を嘆く前に幸運をつかむ努力をしなさいという教え
⁂6.生(ゥン)まりれー 同年(チュトゥシ)ん人(チュ)
生まれたら同年の人。人は若くても年配の人より先に突然亡くなることもある。だから時間を無駄にせず、目標に向かって努力しなさいという教え
⁂7.赤子(アカングヮ) 六月(ルクグワチ)ん 雪降(ユチ)いん
赤ちゃんには六月でも雪が降る。旧暦の六月は日差しがとても強い季節です。赤ちゃんの身体はデリケートなので、暑いからといって薄着をさせてはいけないという教え
⁂8.天気(ティンチ)見(ン)ち、傘張(カサハ)り
天気を見て傘を張れ。天気を確認せずに外出すると雨に降られることがある。物事も同じで状況判断をきちんとして行動しなければ失敗してしまう。だから状況をよく見て考え、判断し、臨機応変に対応しなさいという教え
皆さんのお心に響いた黄金言葉はあったでしょうか?ご紹介させて頂いた私も先人の皆さんの黄金言葉に改めて思う事がたくさんありました。ありがたいな~と思っています。また心の初心に帰ることも見つかりました。皆さんも何か良い気付きがありますように。。。
黄金言葉第二弾(最後)もご案内しますね。