コーチングを起業にしている人が起業迷子に陥ってしまう大きな要因とは？その要因について紐解いてみた

業種によって違いはあると思いますが、起業というとどんな業種を思い浮かべますか？
コーチング！という方が結構いるなー、というのが私の個人的な感想です。
コーチングと一言で言っても様々なコーチングがあります。　夢を叶えるコーチング、起業でもっと自分らしくなるためのキラキラコーチング、コミュニケーションコーチングなどなど。そんなコーチングをご商売に起業をされた方が実は私の元にお越しになって起業の相談をされる方がたくさんいらっしゃいました。

コーチングという商売ほど難しいものはありません。自分自身が営業ツールとなり、自分で商売を拡散していかなければなりません。また数多くあるコーチングの中に埋もれないように、特長を出したり、オリジナリティーを出したりしていくことも大切、と言われています。そんなコーチングをご商売にされている方がご相談に来られて起業迷子になっている方が多いな、と感じることがあります。

そんな起業迷子にならないために、コーチング起業を上手く進めるコツをお伝えしていこうとおもいます。

コーチングの事業名を考える時にやってしまいがちな失敗例

コーチング、というと本当に色々な種類のコーチングがあります。それぞれ個々の特色を出すために、色々なネーミングで自分のコーチングを目立たせようとしている方が結構いらっしゃいます。よくあるのが、〇〇を叶える〇〇コーチング、とか、スマイル、と言うネーミングを入れたコーチング、更には、〇〇じゃない、〇〇で食べていける為の〇〇コーチング、というネーミングでブランドを立てていますが、実はそのネーミングがお客様を遠ざけてしまっている事に気づいていない方が多い。

企業研修でコーチングに入っている成功者の方を見て下さい。そんな長いネーミングをつけている方は居ません。

いやいやいやいや・・私が狙っているのはそんなところじゃなくてもっと身近な存在の方なんんです〜。こんなことを言いながら私の所にお越しになった起業家の方もいらっしゃいます。

身近な存在の方にアプローチするのなら、もっと簡単なネーミングにしなければなおさらイメージがつかないと思うんですね。

例えば、お店の名前を考える時、魚屋さんの名前をつける時、こんなネーミングにしますか？「食べると驚くほど幸せになれる魚が並んで居る自慢のお店」とか「漁師が苦労して漁船に乗って捕まえた必死の魚を売るお店」とか。

コーチングもこれと同じで、あなた自身がブランドにならなければいけないのです。魚屋さん、とわかる様に、コーチングをしている〇〇さん、という事がわかるネーミングをつけなければ、えーっと、あの人は何かわからないけどキラキラの人。と言われてしまって終わり。なのです。

やっぱりこのコーチングは向いてないから新しい資格を取ってスキルアップしようという人は自分探しの旅に出たら帰ってこれなくなるという定説

自分が学んだコーチングで起業して沢山の人に笑顔になってもらうために私はこのコーチングをしたいんです。という方も結構います。そこで、笑顔にするだけで良いならコーチングじゃなくていいよね、と少し意地悪な質問をしたことがあります。

人のためになる仕事がコーチングでなければならない理由がわからない、簡単に言うと、コーチング以外にも人を笑顔にできるけど、どうしたら良いのかわからない、と言う人はやっぱり自分の勉強が足りないからだと、また新しい学びを深めようと次々新しいセミナーを受けていってしまいます。

人を笑顔にするための学びはいつまでも続き、そして自分探しの旅が延々と続いてしまうのです。本来の目的、人を笑顔にする、と言うコーチングに自信が無いからなのだと思います。

人を笑顔にするならコーチングでお金を貰う必要はないよね？とまた少し意地悪な質問をしたら私はお金でコーチングをしているわけじゃないんです！というお返事ももらったことがあります。でもコーチングで人を教える為のプログラムの料金プランを見たらそのプランの価格が30万・・。

笑うしかありません。笑。

何が言いたいってきれいごとだけで物事を伝えてばかりいても、30万のコーチングは売れません。あなた自身に30万を払ってもらえる価値があるかどうか、それを決めるのは目の前にいるコーチングを受けるかどうか悩んでいる候補生の方なのです。

人を笑顔に出来るかどうか、それはあなたが決めるのではなく、お客様が決めること、ということになりますよね。

いつまでも自分探しの旅に出かけて居るだけでは、人を笑顔にするお仕事は出来ません。しっかりあなた自身がもっとどうすればコーチングが自分の仕事につながるのか、ということをしっかり計画を立てて行くことが必要です

なぜコーチングと言う仕事を始めたかったのかということを聞くと、案外安易に稼げると思っているという大きな間違いに気づいていない

コーチングを始めたいという方の理由を聞くと、女性は子供と居る時間と自分のライフスタイルを崩すことなく、自分らしさを表現出来るから。という方。男性は、自分は会社員で仕事であれこれ指図されてきた組織での動きに反抗していて、コーチングを通して人との関わりを大事にしたい、なんて方が結構いらっしゃいます。

そして、コーチングの勉強をすると結構安易に稼げるようになる、と思っている方が結構多い。それに対しては少し厳し目にこんな言葉を残したいと思います。

コーチングで稼げます、というSNS広告を出されている方達もそれはそれは大変なご苦労をされて今の位置にいらっしゃるんです。

稼げるようになったのは・・という方だって、いかにも稼げる自分をアピールしてみたり、広告費用をかけて今の位置にいらっしゃるわけです。

彼らと同じ様に稼げるようになるには、相当の話術と、相当の広告宣伝費と、相当の広告宣伝スキルが必要です。SNSを頑張らなくていい、と言う広告、目にしたことありませんか？SNSを頑張らなくていい、と言っている方ほどSNS広告に力を入れています。

起業家のブランディングやコーチングの方の広告についてはまたの機会に記事にしたいと思います。信頼できる起業コーチングと、ここはちょっとどうなんだろう、と言う起業コーチング、ちょっとしたことですがちょっとした見分け方で本物かどうかがわかります。

その秘密が知りたい！という方はこっそりお問合せください。笑。
わかる範囲内でこっそりお伝えします。笑

コーチング起業家としてしっかり確定申告はしていますか？

ちょこっと稼げるコーチング。そのコーチングで確定申告はしっかりとしていますか？副業で7桁達成、と言う方が結構SNSで当たり前のように情報拡散をされていますが、副業でそれだけ稼ぐと税金対策が大変なはずなんです。増してそれだけ稼いでしまうと本業であるお仕事の税金や保険なども変わってきます。

副業で稼いだ金額が年間20万を超えたら確定申告をしておかなければならないのですが、闇雲に稼ぐ内容ばかりだけを起業セミナーでお伝えしている方は多いけど、稼いだ後の税金対策についてお話してくれる人はほとんどいません。

せっかく出来るだけ無駄な資金を使わずに稼げた、と言う人も税理士に税務をお願いするとなるとその経費もかかってしまいます。税理士さんにすべてをお願いする前にどんなものが経費になるのか、その項目はどんなものか、ということを知っておくと毎年の確定申告も簡単になります。

稼ぐと税金の徴収がやってくる、ということを頭に置いていない方が結構多いんです。毎月どれだけの収入があった、ということと同時に、この起業をするのにどんな経費がかかってきたか、ということはしっかり管理して、使った経費は回収出来る起業をしましょう。

後になってとんでもない税金を徴収された、という方のご相談も絶えません。税理士ではないけれど、できるだけ費用はかけずに毎年しっかりと確定申告をしていれば、しまった！ということにはなりません。

起業したら、しっかり経費を計算してみると、起業って結構細々といろんな経費がかかっていることに気づきます。そしてこんなふうに思わないようにしっかり起業したら、どうやったらこの使った経費を回収出来るか考えましょう。

しまった、こんなに使ってるなら起業なんてしないほうが良かったってね。