2019年12月にスイスのシンクタンク「世界経済フォーラム」(WEF)が発表したジェンダーギャップ指数。ジェンダーとは、社会的・心理的性別を指す。ということで、直訳すると、性別差、つまり男女格差、ということになります。 日本では男女差別をなくす法律が1980年代に制定されました。
そこから男女共同参画社会、という言葉はよく耳にしますが・・。

日本の男女格差世界ランクは100位以下!

2019年のジェンダーギャップランキングは、なんと153カ国中、なんと121位という結果。政治参入に関してのランクは144位という結果。これ、結構恥ずかしい。と思ったのは私だけやろか・・。後ろから数えたほうが早いやーん。

アジアの先進国日本、時代と経済は発展したけどその間に男女格差が埋まることはなかったんだなあ・・。と言う気持ちにもなったこの結果。あなたはどう受け止めますか? 女性起業家がこんなにたくさん居ても結局は認めてもらいない社会なのかなと思うとめっちゃ残念。主要7カ国(G7)の中で最下位ってどうよ? 

政治家に至っては女性議員が圧倒的に少ない、という数値。女性議員、増えたなあと思っても、他国と比較したら圧倒的にまだ少ない。女性が活躍できる場所って一体どこにあるんやろか・・。

だからといって受け入れ体制が整っているわけではなく

ちなみに、フリー素材の写真で「議員」って調べたら出たのはやっぱり男性の議員さんのイメージ写真。個々でもやっぱり日本人の固定観念とイメージは男女格差があるなと感じました。

じゃあ女性議員を増やせば良いんだねって事で、子育て中の女性がいきなり国会議員になったとしても子育て事情、保育所はどうなってんの?ということで気になって調べてみました。 2010年衆議院第二議員会館内に東京都認証保育所として開設されたところがあるようです。しかしながらこの保育所は議員さん専用ではなく、周辺の方も預けることができる施設なので、議員さんといえども、すんなりその保育所に入所できるというわけではない。
ということで乳飲み子を抱えた女性が議員になってママの声を直接訴えるというのはなかなかの根性と、支援してくれる方の手助けと周りの理解がないと難しいのだと感じます。
こんなところから働きたくても働けないと言う男女格差は生まれてくるのかなあと感じてしまう管理人なのでした。

こんなに女性が評価されてきてるんですよ!と言うご意見もあれど。

男性の立場から言うと、ほんならこれってどうなんよ!ってなる女性専用車。これも賛否両論ですね。管理人的にはチカンに遭った事がある女性や、それを避けたい人のための配慮は有り難いなんと感じる各鉄道交通機関の考えに、ありがとう。と思います。

え?昔と比べてずいぶん女性も評価されてきてるよ!女性の上席も増えたしずっと心地よくなってきたよ!と言うご意見も聞こえてきそうなこの記事ですが、管理人が考えるのは、数字が全て。日本の男女格差の数値、結果が全てだと思うわけです。この算定方法が間違ってんじゃないか、なんて説もありましたが、出ちゃったもんは仕方ない。

男女格差の中で一番わかり易い子育て世代のママがもしも議員になったら・・ということを上記に挙げましたが、男女格差ってそれだけではなく、色んな所で見え隠れしています。女性管理職、数値で表すと7.7%なんやて。
はるか昔、まだ日本人が着物を着てたときの女は黙って3歩後ろついてこい。みたいな風潮がどっかで残ってるのかな?
ここからちょこっと毒吐きますがあくまでも個人主観なのでご容赦を。
そりゃ日本の法律決める国会議員さんのご重鎮が高齢化してるんだもん、男女格差をなくしましょう、って言うてても、もともと男女格差があった時代で育った人が多数決で決める法律。そりゃ何も変わらんよね日本。企業は定年があるのに議員さんってなんで70歳超えても議員さんでおれるん?80歳超えても立候補できるん? 偉い人が決めることはほんまにわからん・・。議員引退しても党のご意見番として政治にいろんな口を挟まれちゃうと、そりゃ大人な事情でいろんな事が変えられないのもわかります。変えたくても変われない、だって自分の立場が危うくなっちゃうんだもん。
高齢化社会が問題視されている日本。晩婚、非婚化が問題視されている日本。そんな問題視されている事が解決されていくと、昔の風潮の「男女格差」がなくなる日が来るのかも?男女共同参画社会、法律ができたらそれでオッケーではない日本になると良いな。と感じたのでした。