セブンポケット、という言葉がネットワーカーの方にとっては当たり前の言葉になっています。軸となる仕事があってそのほかにも、もしも自分に何か起こった時に困るから収入源は軸になるもの以外で作りたいよね、という考えからちょっとした副業を始めてちょこっとした副収入をもらいましょうね。という収入ポケットを増やしましょう、という概念。でも、これって起業したての方が始めてしまうと・・。

コンセプトが決まらないからあれもこれもで本末転倒に

先日30代男性の起業の相談を受けました。何をしたいの?と聞くと起業の資金がなくてなかなか動けない。と男性。すると、ダイビングとホテル、人材派遣の外資系、海外展開・・。とのお返事。何を軸にしたいのか聞いても、全部まとめて考えているので軸は全部なんです。の一点張り。

実はそこに問題があるのですよ、とお伝えしました。 30代男性、バリバリに働いていてプライドも持っています。一人でここまで考えたプライド、自分一人で何とかできるというプライド。そして自分で考えたことを自分で拡散して自分で稼げるというプライド。 ですが、運転資金がなければ当然稼ぐとこはできません。そして運転資金がなければいつまでたってもすべてのことが回りませんよね? 

目標、目的を決めて動く事が大事

この30代男性の起業、よくよくお話をきいていると、ダイビングが趣味で本当にきれいな海を見て感動してもらったり、人の手で荒らされた海を再生したい、という気持ちがあってダイビングの仕事を始めたい、ということが起業のきっかけになったとか。

そんな起業相談を色んな人としているうちに「あんなこともできるよ」「ダイビングするなら民泊とか宿も一緒に運営するのがいいんじゃない?」「どうせならインバウンドも考えてみたら?」「せっかくだし宿やるなら海外の方も雇っちゃえる仕組みにすればいいんじゃない?」という事業の夢が膨らんだようです。

確かにあれもこれもで、一気にこれらがうまく進むとものすごい収入になります。でも、一気に「うまく」進むと。です。

最終的にたどり着くのには、上記のアイデアはとても素敵だと思います。ですがスタートする前にこれらすべてを一気にやってしまうと人を雇って「起業」ではなく「会社」としても事業運営をする方向で動かなければなりませんし、資金に関しても当然融資を受けて事業を始めなければいけなくなります。

これは本当に起業レベルの話でいいか、自己資金だけで進めるために、少ない投資でどうやって仕事=収入源にするのか、という事をしっかり考えてみることをお勧めした結果、彼の選択は「自己資金で小さく仕事を始めたい」ということに。 

方向が決まったらターゲットを決める

起業する内容が決まったら次は集客についてどうするか、という事をしっかりと明確に決めていきます。結局彼の場合はダイビングを主とした事業をする、と決めたので、ダイビングをどこでやるのか、船やダイビングの機材をどこから調達するのか、という事から話がまとまってきました。
やることがまとまって目的が定まって初めて次のステップの話ができるようになるんです。

「ダイビングの集客にインバウンドを活用してみるのはどう?」って。

一気にあれもこれもと欲張るとすべてがうまくいかない

今起業して成功されている方は、軸ができてその軸がぶれなくなったからほかのステップに進んでいます。エステサロンの人は手技が長けていてそれをさらにブラッシュアップされるために、新しい技術を得る資格の取得をされる方もいらっしゃるでしょう。そして、先ほどのようにダイビングインストラクターを仕事としている人は、生徒さんが増えてダイビングショップをオープンさせたという方もいらっしゃいます。また、古い旅館を買い取って民泊を始めたオーナーさんがレストランをオープンさせた、という方もいらっしゃいます。

いろいろな事を一気に手広くやり始めると、軸がぶれてしまい、じゃあ何がしたいの?という結果になってしまいます。

手広くしたい時は、信頼できる仲間と動く。

起業は自分一人だけで動けることと、仲間と一緒に動くこと、そのいくつかで分けていく事が大事。仲間も、ただの友人ではなくしっかりとビジネスとして一緒に動けるビジネスパートナー(仲間)を見つけることが大事です。
一緒に動ける仲間がいることでそれぞれの得意分野で活動することができますし、時間の有効活用が可能になります。
信頼関係を築くことは時間をかけてゆっくり。ここが仕事をうまく長く続けるコツになると思います。お互いの仕事の実績や、インカム方法などの誘導がしっかりと確認しながら、仕事をすすめると、一気に仕事が加速することがほとんどです。 起業は仲間に相談していろんなアイデアをもらうことができます。仕事仲間も稼げるアドバイスを色々としてくれているつもりが実はそのアドバイスが起業を迷わせるきっかけになってしまう事もあります。もらったアドバイスで欲張ることなくしっかりと自分で「何が自分にとってベストか」を冷静に考えましょう。

起業が遠回りになってしまわないうちに、私の無料コンサルを受けてくださいね!