おはようございます。あかねです。9月になって太陽が肌へあたるピリピリ感は軽減しつつある沖縄かと思いますが皆様の所はいかがでしょうか?豊幸瞑想開催日に話したことはあるのですが、8月は「命が持っていかれる」ことが多いと感じているのは私だけではありませんね。沖縄の人は「持っていかれる」と言う人が多いがどういう事なんだ!!と内地(本土の方)に詰め寄られたことがあります。それは、この世の者からあの世へ渡るという事。つまり死が身近に迫っていますという事を察知した言葉になっているかと思います。あの世と身近になるタナバタ(沖縄では笹の葉サラサラの事ではない)・お盆・旧盆には、この世にも大きな影響があることが多いです。現に今の沖縄の現状、8月にお亡くなりになって火葬まで1週間待ちとなっています。それぐらいあの世に渡られる方が多いという事なのです。

そして、葬儀ともなれば香典があります。「御霊前」「御仏前」どのように使い分けされているのでしょうか?私の場合「御霊前」は、亡くなられてあの世の者となり四十九日まではご仏壇に上がられていない「霊」のままと言われ、御霊前を使用しています。四十九日の法要が終わると故人は、ご仏壇に位牌の名が入れられ先の先祖様とご一緒になられる「仏」に上がり、「御仏前」を使用しています。そして、紙幣は使い古されたものを選び、紙幣の顔が見えないようにしたりします。曲げて入れる場合には和の部分をうえにして、御不幸ごとが溜まらないよう続かないよう流れるようにという意味合いもあります。

いろいろな宗教や宗派もあるかもしれませんが私たちはそうしています。そして、四十九日過ぎたら、亡くなって初めてのお盆・旧盆でも御仏前になります。三十三年忌だけは、神上がりと言ってお祝いとなるためお祝い袋(何回も回ってくるものではないのでリボン結びではないお祝儀袋)になります。

以前、生前の誕生日を亡くなってからも継続してお祝いの様にしますか?とご質問を受けたことがありますが、亡くなった方は命日が年忌スーコーとなり生前の誕生日からは変わります。命日の月日が重なることで、神上がりすることに近づいていき三十三年忌で神上がりし、お祝いとなるわけです。

沖縄のご仏壇の飾りやお供え物を見てみると、お花・果物・お茶など対(つい)でおきますね。私達人間は種(精子)・畑(子宮)があって生まれてきます。なのでどちらかに優越をつけるのではなく平等に対にします。そして、奇数の数や種類でお供えするという事は、亡くなっても縁が切れるものではないので、割れない数字にされています。

沖縄のサーターアンダーギーは実は、丸いものはお祝い用、長細いものは葬式関連用であったり、白餅の小豆アン入りはお祝い用、小豆アン無の白餅だけは葬式関連用などと使い分けをしています。細かくゆうならば、バナナの置き方もかぶせるように置くのか?半円の形のくぼんだ側を下にするのか?、三枚肉の皮を上にするか‽下にするか?赤かまぼこか‽白かまぼこか?などです。重箱は、陸の幸、山の幸、海の幸を入れておくといいかもしれません。

あと少しばかり知っていてほしいことは、ご仏壇持ちの方々はご先祖様や皆様ををおもてなしする、お盆・旧盆には、仕事の調整をして休み、食材の新鮮でいいときの買い出しを数回に分けてみたり、手料理をこしらえ、朝昼晩・三時と食事やデザートをお盆・旧盆中お供えし、来客の皆様にお食事を出しおもてなしをします。日々仏壇の管理もする中で、大きな行事ごとの不足がないように心を込めておもてなしをされます。仏壇持ちの方や長男が当たり前のように思うのではなく、ご仏壇持たれてない方も豊かな心で歩みが取れるように、交代して休んでもらったり、一緒に準備したり、費用のヘルプをしてあげるのも、みんなで一致団結するお心なのかな~と思います。お中元やお歳暮をお供えしているから大丈夫!や挨拶回りでおいしいものが食べれる!だけの考えより、より心の温かさを感じるのではないでしょうか。

またお線香をたてる時、来れない方もきっといるはずです。その時には、来れない家族の分も線香を立ててあげれると一緒にご報告できますね。足運びできない方は、現地に行けなくてもお心を寄せてあげる事も大切だと思います。お互いに感謝する心持があってもいいのではないでしょうか。

沖縄あるある!!と題して、少し真面目な感じになってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。