8月の前半が過ぎ、沖縄にも頑張られた闘志あふれるオリンピック選手より各種メダルという朗報が入ってますね!!。グソー(あの世)のご先祖様も「ウリヒャ~!!(あり!あり!など力むときのかけ声)」「チバリヨー!!(がんばれ)」「カチャーシースンドー!!(喜びの舞を踊る)」など、天と地が一体になって応援の声が聞こえていたかもしれません。パラリンピックの選手の皆さんも力を出し切って頑張ってほしいです。

そしていよいよ今月は、あの世のご先祖の皆様方がこの世にお見えになり、挨拶回りをしたり子孫に会いに来てくれますね。

内地のお盆は8/13-15日。内地では先祖をこの世に迎える「迎え盆」には早く呼び寄せ来ていただく為、足の速い馬に見立てキュウリを馬の形にし、あの世に見送りする「送り盆」の際には、ゆっくり景色も眺めながらナスの牛に乗って帰って頂くという事があるようですね。沖縄の旧盆は新で言うと8/20日(ウンケー)-22日(ウークイ)が旧の7/13-15となっています。沖縄では旧盆の前に旧七夕(今年は8/14)があり、子孫である私たちは部落によって違いはありますが、旧七夕の前日にはお墓を掃除する風習があります。そしてご先祖様はあの世をかけた方々に旧盆までの挨拶周りをする日にもなっている為、お墓にはいないとされています。

そもそもお盆の意味は、生きている人達がご先祖様方を「おもてなし」してあげる日です。仏壇には生きている人達の気持ちとしてできる限りの範囲内でお供え物をし朝・昼・晩のご飯もお供えします。

ウチナーヒラウコー(沖縄線香)は、内地線香と違って12本にはご先祖様にお通し願いますの意味がありヒラウコーを半分に割った3本には、チネーサンムトゥ(家族から)又は、個人からの意味合いがあります。12本3本となると我が家でしたら宮城のご先祖様へお通し願いします、宮城(旦那の名前)家族からですという事の意味合いになります。

お盆・旧盆のご先祖様のおもてなしは、生きている私たちがどのような思いで準備されてきたかご先祖様は知っています。真心からおもてなしできるといいですね。それがあの世の喜びとこの世の喜びだと思います。