心書。なかなか聞き慣れない言葉ですが、実はコンビニやスーパーなどでも売っている筆ペンがあればできる簡単な書道です。書道と言うと、字が上手でなければいけない。と言うイメージもあるかもしれませんが、この書道は書くことよりも、こころを書くことが大切です。日頃、心にふたをしていたり、気づかないふりをしていると、心を表現したり、本当の自分の心がわからなくなるものです。むつかしく考えず、筆ペンで楽しみながら、心を伝えるお手紙ごっこだと捉えていただけたらと思います。在宅でついつい声を張り上げがちな今だからこそ、大事な自分のお子さんへ、そして子供さんからパパとママへ思いを伝えてもらう、そんなコミュニケーションツールとしておすすめのワークショップです 。

心書は筆と仲良くなることから始めてみましょう

心書で親子で楽しくコミュニケーションをとってこんな時期だからこそ親子関係を見つめなおせるいい機会だと思うんです。そう言って心書のワークショップをご提案くださったのは、一般社団法人氣質診断士協会認定講師の中根真由美先生。京都を拠点に美容と健康「男は背中、女はデコルテ」とテーマにご活躍されていらっしゃいます。 リンパを流すお話は説得力があり、簡単なセルフマッサージも教えてくださる素敵な女性です。氣質診断士を育てる認定講師としてのご活躍はもちろん、美容と健康のエキスパートとしてご活躍の真由美先生が、この心書を使ったお礼状は、お客様との深いコミュニケーションとなっているそうです。そんな素敵な心書で、親子で気持ちを伝え合うワークショップを体験してくださいね。


まずは、写真のような筆ペンを準備します。(私は中字を使用)ぺんてる筆は乱暴に使っても先が割れないので、小さいお子さんにも筆に親しんでもらえる材料になると思います、とのことでした。まずは、筆がどんな書き方で太くなるか、細くなるか、などを試してみてください。文字を書く、と言うよりも、文字はアートと言う感覚で筆を持ってみるといいかもしれません。

自分の心の内を思いっきり紙に表現してみましょう

筆と仲良くなれたら、次は自分の心の中をスッキリさせる作業に入ります。この作業は心書をする事前準備。しっかり心の中をスッキリさせるための作業です。今悩んでいること、嫌なこと、コンプレックスになっていることなど、自分の心の中のマイナスな部分を思いっきり紙に描いてみます。 お子さんに伝えるときは、自分が本当はこうしたい、とか、パパやママにこうしてほしい、と言う事があればそれを紙に描いてみてね。と伝えるといいかもしれません。それがかけたら、次はその紙を思い切ってビリビリっと破ってポイっとゴミ箱へ捨ててしまいます。自分や嫌だなって思うことを文章にしてしまうことで、自分のことがよくわかります。そして、嫌だな、とか、嫌いだな、とか、本当はこんなことから逃げ出したいな、と言うことをビリビリ破って、ぽいっと捨ててしまうことで気持ちが晴れやかになります。さあ、これで心書を書く準備が整いました。

今伝えたい感謝を描いてみましょう

筆と仲良しになって心のモヤモヤをぽいっと捨ててしまって初めて感謝を伝える準備が整います。お子さんと一緒に心書をするときは、パパとママは、お子さんに宛てて感謝を伝えましょう。お子さんはパパ、ママのどちらかに感謝を伝える書を描いてみましょう。心の中がスッキリしたら、そこで表現される文字の形や、文章がとても素敵なものになっていくと思います。その心書をみて、親子の関係がさらによくなり絆が深くなっていかれるといいなと願います。在宅で一緒に過ごす時間が増える今だからこそ、家族同士の愛情表現を見える形でやってみる、と言うことが大事なのかなと感じます。筆がなければ、色鉛筆や、ペンで心書をしていただいても構いません。ぜひお試しくださいね。